大人が31℃のとき、子供の高さでは38℃。

同じ場所に、同じ時間に立っています。それでも、大人と子供が受けている暑さは違います。
サントリー食品インターナショナルとウェザーマップが2023年5月17日に都内のビル屋上で行った検証です。黒球式の熱中症指数計と赤外線サーモグラフィーで、大人と子供のマネキンの胸の高さで測っています。差の理由は、地面からの照り返しです。地面に近いほど、照り返しを強く受けます。
「日陰に入れば同じ」でもありません。同じ公園の中でも、木陰なら危険度が2段階下がります。
2023年の検証とは別に、同じ2社が2025年に、今度は公園の中で測っています。使ったのは暑さ指数です。気温そのものではなく、熱中症の危険度を段階で表す数字です。広場の中央、日向は31.2℃で「危険」。大きなイチョウの木陰は27.0℃で「警戒」。その差は4.2℃、警戒レベルにして2段階です。
暑さ指数は気温とは別のものさしです。「危険」「警戒」は環境省が定めた熱中症の警戒レベルです。
日陰の効果を高めていた要因は、3つ挙げられています。日陰が大きいこと。周囲に自然が多いこと。地面や周囲からの放射熱が弱いこと。
涼しさを決めているのは、日陰の作り方です。屋根があるかどうかではありません。
親は自分の体感で決めています。
暑がったら休ませる。日焼け止めを塗って、帽子を被せる。木陰を見つけたら、そこへ移る。どれも正しい判断です。
ただ、その判断の基準になっているのは親自身の体感です。150cmの高さで感じている暑さです。子供が80cmの高さで受けている暑さは、親には分かりません。
そして日陰は動きます。太陽が動けば、さっき取った場所は日向に変わります。そのたびに荷物をまとめ、子供を呼び、また広げます。
その1日は、1日で終わりません。
暑さで早めに切り上げた日。ぐずって抱っこで帰った日。着いて30分で「もう帰る」と言われた日。1回ずつなら、よくある夏の日です。
それが夏のあいだ何回も続くと、次の予定を立てるときの気持ちが変わります。「今年はもういいか」に変わったあと、その夏は戻ってきません。子供が小さい夏の回数は決まっています。
「日傘」「パラソル」「サンシェード」だけが選択肢ではありません。日陰を作ることと、涼しくすることは別です。
日陰を作る道具は、前からあります。それでも暑いままなのは、この2つが別だからです。
パラソルとサンシェードが遮るのは、上からの日差しだけです。地面からの照り返しと、たまった熱は、そのままです。囲えないので、人目も虫も入ります。
一方、普通のポップアップテントは囲えます。ただ天井が低く、空気が上に抜けません。
ポップアップテントの中は蒸し風呂で頭痛・吐き気
通常のポップアップテントだと、高さがないので屈む為、腰が痛かったのですが、ポップアップリビングだと立つことができて、椅子も持ち込めるので非常に楽です。
探すのは、「風が抜けて、立ったまま入れる日陰」です。上にたまった熱が、下から抜けていきます。
暑さ指数は、気温だけで決まりません。環境省の説明では、気温・湿度・日射と輻射・風の4つで決まります。さきほどの「大きな日陰・自然が多い・放射熱が弱い」も、この4つを別の言葉で言ったものです。
だから、涼しい日陰は3つがそろって初めてできます。私たちは、その3つを全部満たすように作りました。
- 直射を断つ屋根の生地そのものが光を通さない
- 熱を逃がす天井が高く、上にたまった熱気が下から抜けていく
- 風を通す全面がメッシュで、囲ったまま風だけ入る

パラソルでできるのは、直射を断つことだけです。普通のテントは、それに囲いが加わるだけです。3つがそろうと、地面の照り返しを避けながら、熱がこもらない日陰になります。
2025年7月8日に、11時20分から12時20分まで5分ごとに13回、最後に12時50分に1回、あわせて14回測りました。防水遮光ハットを付けた状態です。上の数字は、設営直後の1回目を除いた13回分です。1回目はポップアップリビングの中も外と同じ35℃で、まだ冷えていませんでした。屋根の生地は、第三者の試験機関で光を通さないことを確認しています(後述)。
1日ぶんの測定なので、気象条件が違う日は、別の数字になります。
「涼しい」と「囲える」は、たいてい片方しか選べません。両方そろっているのは、4つのうち1つだけでした。
日陰を作る道具を並べると、こうなります。
熱が抜ける
熱がこもる
囲えない
囲える
日傘・パラソル
ポップアップリビング
サンシェード
天井の低いテント
屋根の生地は、第三者の試験機関で測っています。光も紫外線も、通った量は0でした。
測ったのは、屋根に使う防水遮光ハットの生地です。試験機関は、一般財団法人ボーケン品質評価機構の東京生活用品試験センターです。2025年3月10日発行・報告書番号 35024007762-1。
9.78m
=9,782mm
2m
4m
6m
8m
大人(約1.7m)
屋根の生地
雨傘の基準 250mm
当店の3つの数字は、いずれも生地を測った値です。報告書にも「この素材を使用した製品の遮光率を表すものではない」と書かれています。生地の値としてお読みください。
この3つの数字は、防水遮光ハットが付いたセットについてのものです。
木陰を探す夏から、日陰を持っていく夏へ。
広さは3m×3m。高さは213cmあるので、大人が立ったまま入れます。6つの面それぞれで、開ける量を変えられます。全部メッシュにして風を通す日も、必要な面だけ閉じる日もあります。

着いてすぐ、子供が休む場所がその場にできます。太陽が動いても、日陰は動きません。
当てはまるものがあれば、この先が役に立ちます。
- 子供と一緒に、日中の屋外で数時間過ごす予定がある
- 「日陰に入れば大丈夫」ではなく、実際に涼しい日陰かどうかが気になる
- 大人も立ったまま過ごせる高さの日陰が欲しい
- 風は通したいが、紫外線と雨は防ぎたい
子供が「もう帰る」と言わない夏に。
ポップアップリビング|フルセット+防水遮光ハット
2024年4月・展示会でテントを体験した105人へのアンケート(6項目の平均)